2025.11.11
WORKS
CAD/CAMタイプⅤ PEEK冠
PEEK冠について感じた事を紹介したいと思います
こんにちは、クラウンを担当している石高です。
CAD/CAD冠用材料が新規保険適用になってからかなりの数を作ってきました。
これまでのタイプⅠ〜Ⅳと違い、ポリエーテルエーテルケトンを主成分としたレジンブロックでしなりやすく、強い力を加えても割れにくい材料で出来ています。その為ちょっと癖のある材料で削りにくい研磨しにくい、そして圧倒的に切削機の中が削りカスまみれになる、という扱いづらい材料に感じました。

しなりやすいという事は、支台歯ときちんと接着していなければ大きな力が架かると外れ易いと思います、支台歯のテーパーの形を適正な形態にして頂ければ多少テーパーがきつくてもしなるので入っていきます。

研磨しにくさは、主としてキズが消えにくい点です。マージン、コンタクト調整はダイヤモンドポイント、シリコンホイールで整え、後は多少時間は掛かりますが他のCAD/CAMブロックと同じ感じに艶出しが出来ます。最近ではデンタルエイドのポイントがお気に入りです。滑沢剤を塗るとしなり易い材質で剥がれやすいのできちんと研磨して納品しています。

そして個人的に一番困難な事は、切削機内が圧倒的に削りカスまみれになる事です。しかも静電気を帯びて上手く払い難いのです。対策としてタイプⅠ〜Ⅳのブロックを削ったままにして、その上にピークブロックの削りカスを乗せると多少払いやすくなると思います、手はカスまみれになりますが…


PEEK冠のデメリットをつづりましたが、今までチタン冠を選択していたのを金属色でない白いPEEK冠が選べる様になったのは見た目もきれいですし、衝撃吸収という点でも良いのではないでしょうか。最近では、松風一択でしたが、大榮歯科産業からCOREPEEKブロックが出てきたので機会があったら使ってみたいと思います。


少し前になりますが、初夏に久しぶりに鳥海山に行ってきました、残雪もあり花も咲きみだれる楽しい山行でした。
石高