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2022.08.24

WORKS

3Dプリンターの活用

3Dプリンターで製作した個人トレーを紹介致します。

こんにちは。馬場です。
近年の歯科技工のデジタル化に合わせ、弊社でも個人トレーを3Ⅾプリンターで製作し、納品させて頂いています。従来のオストロンで製作した個人トレーとの違いを先生方に聞いたところ、印象の取りやすさ、印象材との接着、コンパクトとの接着も差異はなく印象採得が問題なく行えるということでした。

個人トレーを3Ⅾプリンターで製作して良かった点は、作業時間が短縮できた事です。樹脂を積層する時間は1時間程待たなければいけませんが、一度にいくつか製作する事ができ、パソコン上でリリーフ、ブロックアウト、オストロン圧接、柄の製作、等ができます。よって、手で作業するよりもスピーディーに、更にクリーンな環境で製作することが可能となります。研磨はしなければいけませんが、アナログで行う作業が減り、長年掛けて覚える技術を習得する必要が最小限になります。若手の技工士が、「オストロン圧接は苦手です。」なんて言わなくてもよい時代が近い将来やって来るかもしれません。

コスト面の問題はありますが、その分時間を買えると考えると良いのではないのでしょうか。まだまだ3Ⅾプリンターの活用は模索中なところもあるので今後色々試してみたいとおもいます。
馬場