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2024.03.16

WORKS

鉤歯の話

クラスプ製作における鉤歯製作技工士との連携について

デンチャー担当の馬場です。

今回は、弊社で行なっている鉤歯を製作する過程、デンチャーを製作する技工士とクラウンを製作する技工士との連携について話したいと思います。

 

デンチャーを製作する上でクラスプのかかる歯、つまり鉤歯はとても重要になります。天然歯や既存の補綴物にクラスプをかける場合、先生に口腔内で審査していただき、鉤歯として使えるかと、技工歯側から見て模型上で適切なアンダーカットがあるかなどを見てクラスプがかけられるかを判断します。

 

弊社で鉤歯から製作する場合は、最終的に製作するデンチャーの設計が決まっていればお伝え頂けると助かります。

他、反体側にもクラスプがかかるなどの事を考えて全顎模型で印象を取って頂けるとデンチャーを設計するイメージがつきやすくなります。クラウンなど鉤になる補綴物を製作させてもらう時には、鉤歯のアンダーカット量、ガイドプレーンの平行性、適切な厚みを確保できるレスト座の形成など、鉤歯の形態をデンチャーの着脱方向を踏まえて製作致します。

開業当初はデンチャー専門のラボということもあり、なかなか鉤歯の形態などこちらで考えられずもどかしい部分がありましたが、今はクラウン製作する技工士と連携して製作途中の段階でも確認、相談ができるので大変助かっていますし、自分自身も一口腔体を製作するのに携われる事は非常に勉強になっています。

 

良いデンチャーを作るには良い鉤歯が絶対必要です。 弊社ではワンストップで製作できる強みを生かし、デンチャーから鉤歯の相談も承っております。

いつでもご相談下さい。

3Dプリンターも活用しています。

次回はクラウン担当の石高の方から最近保険導入されたPeek冠について載せる予定です。

お楽しみに!

馬場